令和4年度の信州大学免許法認定講習の授業内容と、昨年度の受講者の声をご紹介します
授業内容
講座名 | 内容 | 単位 | 担当者 |
英語学基礎 (英語学) |
日本語と英語の音声の違いに留意し,英語の基本的な音声の仕組み・発音と,英語の音声や発音と英語の綴りとの関係について考える。また,簡単な英語の史的変遷とそれがもたらした現代英語の諸相,世界の言語が備えている普遍性や特異性についても考察する。さらに,国際共通語としての英語についても理解を深める。 | 1 | 田中江扶 (信州大学・准教授) |
英語音声の特徴 (英語学) |
日本語と英語の音声の違いに留意し,英語の基本的な音声の仕組み・発音と,英語の音声や発音と英語の綴りとの関係について考える。子音,母音,二重母音,強勢,イントネーション,音変化の特徴と実践,日本語と英語の音声の違い,綴りとの関係,英語の音声の指導方法(チャンツなど)を扱う。 | 1 | 酒井英樹 (信州大学・教授)
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英文法 (英語学) |
小学校や中学校で扱う基礎的な英語の文法の基本的知識を習得し,日本語と英語の違いに焦点をあてて学ぶ。 | 1 | 田村亮子 (清泉女学院大学・教授) |
英語文学基礎 (英語文学) |
学習指導要領における文学的教材の位置付けを踏まえ,英語教育において文学的教材を使用する意義を考察する。児童文学作品を基に,授業での指導に必要な英語文学に関する基礎的な知識を習得するとともに,文学的教材がもつ語彙表現,構文,文脈等の特性に着目し,英語教育における効果的な活用法を探る。 | 1 | 金子史彦 (信州大学・准教授 友田義行 (甲南大学・准教授) |
英語コミュニケーション基礎 |
様々なコミュニケーション活動に参加することを通して,英語力の向上を目指す。また,生徒やALTと英語でコミュニケーションする練習, 「コミュニケーション能力」についての解説 ,英語学習ができるウェブサイトの紹介も行う。 | 1 | 山本大貴 (信州大学・助教) |
異文化理解基礎 (異文化理解) |
英語でコミュニケーションを行う際に必要とされる,異文化理解について学ぶ。異文化理解・グローバル教育の重要性にかんがみ,様々な国や地域の生活習慣,コミュニケーションスタイルなどを紹介しながら,英語話者の文化に触れ,異なる文化を受容する態度を養成する。また異文化理解教育の方法や留意点についても議論する。 | 1 | 山本大貴 (信州大学・助教) |
英語科授業学 (各教科の指導法) |
小・中連携の観点から,学習指導要領を基に,外国語科・英語科を指導するために必要な,それぞれの基本理念,目標,学習内容,指導方法等を系統的に理解し,説明できるようにする。更に,中学校の検定教科書を基に,具体的かつ実践的に考察するために行う言語活動の演習を活用し,小学校の教科書も扱い,小・中連携をする上での教材研究方法を学ぶ。 | 1 | 青山拓実 (信州大学・助教) |
受講者の声
○ 英語の基本的な理解や指導の実際を学ぶことができました。英語で話すことは日常的にないことなので、貴重な機会でよい勉強になりました。
○ 発音やインタラクションなど基本的なことをじっくり繰り返し学ぶことができた。
○ どの講義も、とてもわかりやすく工夫されていて、先生方の熱意が伝わりました。
○ どの授業も驚きと発見の連続でとても面白かった。
○ 先生方の楽しそうな話し振りが良かったです。勉強は楽しくなきゃと思いました。
○ ZOOMや録画での授業により、現地に赴く時間等がなくなり、隙間時間を有効に使い学習することができた。テレビ会議の講座ではなかったら時間を確保できないため受講を諦めていたと思う。
○ 遠くまで行かずに受講できたことが本当にありがたかったです。グループやペアでの交流もできて勉強になりました。
○ 自分でスケジュールを組んで学ぶことができたり、何度も繰り返し視聴し学び直すことができたから。
*その他、改善点のご指摘も複数ありました。いただいたご意見を活かし、令和4年度の認定講習が一層充実したものとなるよう努めてまいります。